後骨間神経麻痺とは?

橈骨神経の枝の後骨間神経が突然麻痺になる疾患です。

✔症状:手首は伸びますが指の第3関節(MP関節)が伸びなくなります。

   前骨間神経麻痺と同様、知覚異常は生じません。

✔以下に「正常」、「前骨間神経麻痺」、「後骨間神経麻痺」の違いを示します。

患者さんに手首と指を思い切り伸ばしてもらうと

正常:手関節も指も自分の力で伸ばすことができます

後骨間神経麻痺:手首は伸びるが指のMP関節(第3関節)が伸びません

橈骨神経麻痺:橈骨神経麻痺は指のMP関節(第3関節)と手関節も伸びません

✔原因:不明です。以前は、神経がFrohseのアーケードというトンネルを通る際に圧迫されて発症するという説が有力でしたが、実際に手術で開けてみると同部位に圧迫がなく、神経の炎症が原因との説もあり、現在のところ原因は不明です。

✔治療法:前骨間神経麻痺と同じで3-6か月間、経過を観察し回復を待ちます。この間、指が曲がったままでは使いにくいので、MP関節(第3関節)を伸展位に保つ装具を装着することがあります。保存治療で回復しなければ手術を行い、後骨間神経の障害状況を確認します。神経の所見も前骨間神経麻痺と同じで多くの場合、後骨間神経は色調の変化(半透明な真珠様の色)と形態異常(神経が所々くびれる)が上腕から前腕までの間に認められます。くびれ部分は繊維様の組織が巻き付いておりこれを切除します。術後数か月で徐々に改善することが多いですが残念ながら改善しない場合もあります。

神経のくびれ

後骨間神経が数か所でくびれています。また正常な部分と比べると色調が真珠様に変化しています。

クラーク病院上肢センターは 

肩、肘、手の疾患、外傷に対し高度な医療を優しく提供しています。

 

Fax : 011-782-4850

Follow  佐々木勲

  • Facebook Clean Grey
  • Twitter Clean Grey
  • Instagram Clean Grey
  • YouTube Clean Grey

​札幌 クラーク病院 肩肘手外科 佐々木勲

Tel : 011-782-6160